2009/06/30

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破感想。【ネタバレ】

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破を見てきました。一人で。雨の中。 
鳥肌が立ちました。8回ほど。 
以下、ネタバレ。 

まずカヲルくんとマリは今回もちょい役でしか出てこないので割愛。 
ただカヲルがゲンドウに向かってお父さんと…。 

でヱヴァンゲリヲン仮設五号機は映画冒頭7分で第三使徒ともに消滅。 

予告編に出てくる赤い海の雪の結晶は使徒の足跡でした。 
その使徒の一番上にあのサキエルっぽい時計が付いてました。 

アスカが加持さんに全く興味を持っていませんでした。 
二人が一緒にドイツから来たシーンもありませんでした。 
むしろアスカや弐号機がドイツからやってくる設定もなく、 
当たり前のように零号機と戦ってました。 

あとは綾波が料理をしていました。碇親子のために。 
それに対抗してアスカも料理をしていました。 

参号機に乗るのはトウジではなく、アスカ。 
初号機のダミープラグに殺されるのもアスカ。 
ユニゾンの話もカット。 

そして今回のメイン、ゼルエル戦。 
アスカがバルディエルとして殺されかけ。 
シンジが手をかけてしまったことで逃げ。 
マリが密入国して、勝手に弐号機で出撃。ビーストモードで応戦。大破。 
レイがミサイルを抱えて、突撃。ガードされ。膝から上を捕食。 
ゼルエルはレイごと零号機を取り込み、変体。 
そしてシンジが動き出す。 

今回いいなと思ったのは、初号機の暴走がレイを助けるためというところ。 
TV版では零号機、弐号機を倒された怒り、憎悪で覚醒したのに対し、 
今回は取り込まれたレイを助け出すために覚醒しました。 
そこに監督庵野さんの心の変化を読み取りました。 

そしてレイを助け出して、初号機と巨大レイが抱き合ってエンドロール。 
「彼女が目覚めたのね」のセリフはなし。 
終わり方は「Air」の最後のような初号機の叫びで終わりました。あのポスターのところ。 

でエピローグ。カヲルくんが月から六号機で飛来。 
槍で初号機を突き刺してサードインパクトを止め、おしまい。パンフレットの表紙の場面。 

「君だけは今度こそ幸せにしてみせるよ、碇シンジ君」 

次回予告はレイとシンジを取り込んだまま初号機は凍結。 
胎動する八号機とパイロット。集う仕組まれた子供たち。 
始まる世界の終わり…ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qという感じ。 
このQは急+?(Question)を合わせてのQなんでしょうか… 


ミサトのセカンドインパクトのシーンも出てきましたが、怖い。 
あれはナウシカの巨神兵のシーンくらい怖い。 
4体も光の巨人がいたからものすごく怖い。 

あと音楽がすごい。 
バルディエル戦で「今日の日はさようなら」が流れたときは、 
フィルムに不具合が起きたんだと思った…。 
さらにゼルエル戦では「翼をください」が流れた。 
あれはすごい。 
もう今日からこの二つはヱヴァの曲になってしまった。 

おそらくですが、今回はレイ、アスカ、マリ、カヲル、そしてもしかするとシンジも 
作られた子供なのかもしれない。Qではアスカが復活してるし。 

あとヱヴァンゲリヲンは世界各地で管理されているよう。 
ヴァチカン条約で一国ではヱヴァ三体までしか保有できないらしいし、 
ヱヴァに関しては前回のようなNERV主導というわけでもないらしい。 
ただ六号機はseeleが直轄で作っている。 
そしてseeleは六号機を真のヱヴァンゲリヲンとして扱っている。 

正直もう、旧劇場版とは別のものになったな。 
新アイテム「ネブカドネザルの鍵」なんてものも出てきたし。 

でも新劇場版のほうが旧劇場版よりもすごい。 
これだけは断言できる。 
自分はこの映画を見て、鳥肌が8回ぐらい立った。 
ゾクゾクしっぱなし。 

ぜひ旧作品のファンだけでなく、全くヱヴァを知らない人にも見て欲しい。 
旧劇場版のときにあれだけ人が熱狂した理由が今ならわかる気がする。 

今回のヱヴァンゲリヲンはとても感動する。 


とにかく破はすごい。とにかくすごかった。 
あと2回は確実に見にいくな。 

気になったあなたも是非。