2012/11/18

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q感想。【ネタバレ】

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序と:破でエヴァ熱が再熱してきた僕は
このヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qをとても楽しみにしていました。

思えば14歳で、このアニメと出会い、自分の人格形成に大きく寄与した
このエヴァンゲリオンという作品は自分の中でとても特別で、また、
そのラストは自分の死生観にとても影響を与えた特別なものでした。

だからこそこの新劇場版シリーズもまた自分の中では特別であり、
また生きる希望でもありました。

序はまぁ焼き直しだけど、映像も綺麗になったし、保存するにはいいな。
破はおぉこういう描き方もあるのか、なるほど。ものすごいカタルシスだ。
という感想を持ち、さぁ新展開のQ。
起承転結でいえば急、序破急でいっても急。
とても楽しみに雨の中、劇場に向かいました。
結果、、、、


失望。
何が失望ってこれを映画作品として発表したことがショックで悲しくなりました。
内容は序や破の40分分くらいの内容。薄い。薄過ぎる。

ネタバレになりますが、ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qとは、
衛星軌道上の初号機シンジレイを回収
→新組織ヴィレの新兵器ヴンダー起動
→みんなシンジを拒絶
→シンジNERVへ逃亡
→渚カヲルとの出会い
→ピアノの連弾
→タンデム13号機でセントラルドグマへ
→槍2本を抜く
→フォースインパクト発動
→カヲル死亡及びプラグ射出
→ガフの部屋閉じる
→アスカシンジレイで歩き出す
→終了

しかも舞台は破より14年後。新しい組織、新キャラ多数で、
その空白の14年間の説明はなし。
だからまるでエヴァではない違うアニメを見ているようでした。
違う。これは違う。
ただ、これが次回の完結編に続く布石のためのあえての演出なら
それはもう庵野監督とスタジオカラーに完敗、一生ついていきます
ですが、さてこの状況から90分や150分で大団円を迎えることが
出来るのでしょうか。

ちなみに次作完結編は「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」
誤植ではありません。
そうヱヴァンゲリヲン表記からエヴァンゲリオンに戻っています。
気になりますね、この意味。
また最後の記号はそのままでは楽譜内の繰り返し記号ですし、
:を序や破と同じ意味でとるなら楽譜内の終わりの記号になります。
ダブルミーニングです。この辺はものすごいエヴァっぽいですね。

まぁ楽しみではないといえば、嘘になるのですが、若干の不安を抱えたまま
完結編を待ちたいと思います。
公式サイトには2013年公開予定となっていますが、噂ではQと同時に制作を
していたから2013年早々には公開されるんじゃないかという話もあります。
あと1ヶ月半で2013年ですからね。その辺はサプライズを期待します。
では最後に今回のQまでの疑問と気になる単語を記載しておきます。

・衛星軌道上の初号機シンジレイ(誰が、いつ、何のために?)
・新組織ヴィレの名前の由来(WILL-Eという噂)
・新兵器ブンダーの出所(新開発?発掘?)
・アスカの左目(興奮時は青く発光する)
・ヴィレを襲った使徒の正体(通常の使徒ではなさそう)
・8号機の中身(元は何?誰が?いつ作った?)
・NERV本部のモザイク化されたロゴマーク
・黒いプラグスーツを着た綾波タイプのクローン(感情なし)
・渚カヲルの正体(第一使徒と自己申告あり)
・ゲンドウのバイザー(TV版のキールのようなもの)
・ヱヴァンゲリヲン13号機(タンデム、4つ目、素体は?)
・カシウスの槍(ロンギヌスとは別の新しい槍)
・綾波ユイ(名字変更、事故ではなくエヴァへの自発的融合)
・冬月の写真(中心にユイとシンジ、右下にアスカと同じ髪型でメガネの女性)
・NERV本部の状態(半壊、様々なギミックの場所)
・セントラルドグマの状態(Mark6、4つん這いのリリス、大量の大きな頭蓋骨)
・Mark6の内部にいた使徒(番号、由来不明)
・インパクトの条件(槍を抜き、使徒と13号機の融合により発動?)
・渚カヲルの勘違い(カシウスとロンギヌスではなく、2本ともロンギヌス)
・開くガフの部屋(あの赤い年輪模様がガフの部屋の入り口のよう)
・インパクトを止める渚カヲル(自分の意図とは違うインパクト)
・落とされるゼーレの電源(ゼーレは生身の人間ではなく、データ)
・すべてはこれでよいというキール(旧劇と同じ台詞)
・すべてが予定通りというゲンドウ(何がしたいのか)
・そして射出されたプラグから歩き出すアスカシンジレイ
・マリの正体(懐メロ歌う、ゲンドウくんと呼ぶ、終止余裕の表情)
・ネブカドネザルの鍵(一切出番なし)
・ADAMS(シンジアスカレイをアダムの入れ物とマリがつぶやく)
・ヱヴァンゲリヲン7号機、10号機、11号機の行方
・人類補完計画(ゲンドウの目指している状態は?)
・巨大レイの首(旧劇最後のシーンのものと酷似)
・クラスメイトや他の人類の所在
・セカンドインパクトの詳細
・月の棺(序時点でいくつか開封済み)
・ヱヴァンゲリヲンの建造方法とその素体
・アスカレイシンジカヲルマリの正体

ざっと書いた限り、これくらいの疑問が頭に浮かんできます。
疑問だらけ。完結編ではこれすべて解説してくれるのかね。
楽しみでもあり、不安でもあるヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qの感想でした。

追記:
せっかくなので、私の新劇場版の予想も記載します。
まず旧劇とのループではありません。所々で見える繋がりっぽいものは
ミスリードを誘うえさであり、また旧劇からのファンへのサービスだと
思っています。でなければ再構築した意味がないし、新劇場版は続編とか
ではなく、それだけで一つの作品であって欲しいと思う願望もあるので、
基本的には世界観は同じでも世界は違うと思っています。

新劇場版で目に見えて違うのは、
・ADAMS
・真希波マリイラストリアス
・ネブカドネザルの鍵
・仮設五号機以降のエヴァ
・バチカン条約
・赤い海
・疑似シン化第一覚醒形態
・セカンドインパクトの描写 他

そのことから私が考えているのは、まずセカンドインパクトは
ADAMS4体およびリリスにより引き起こされた。バチカン条約で
一国のエヴァの所有を3体までに制限しているのは再びセカンド
インパクトが起こるのを阻止するための保険。正式なインパクトとは
リリスを生け贄に4体のアダムが何かしらの儀式を行うことで、
現存する主の生命を一掃。魂をガフの部屋に戻し、新たな生命を
創造後、ガフの部屋に戻った魂を割り振る。正式なサードインパクトも
またリリス側の生命1体とアダム側の生命4体での儀式が必要。
ただリリス側生命とアダム側生命1体ずつでもインパクトっぽいことを
起こすのは可能。
破では目覚めた初号機(リリス肉体)と綾波レイ(リリス魂)、
使徒(アダム肉体)と碇シンジ(アダム魂)がごっちゃになって
サードインパクトが発動しました。
Qでは13号機(リリス肉体と魂の欠片)と使徒(アダム肉体)、
カヲルとシンジ(アダム魂)がごっちゃになってサードインパクトが
発動しました。
仕組まれた子供とはシンジ、アスカ、マリ、カヲルの4人。この4人には
ADAMSの魂が入っており、マリとカヲルだけはセカンドインパクト時の
記憶も有している状態。今回もリリスの魂はレイに入ってるんじゃないかと
思います。ゲンドウの理想はリリスのレイとADAMSの4人によるセカンド
インパクトと同じ、正式なインパクトを起こしたいけれど、今のこの状態では
不可能なので、どうにかしてアダムとリリスの肉体と魂を手に入れたい。
そういう状況なんじゃないかなと思います。目的は旧劇と変わらず、ただ
ユイともう一度会いたいという一点。そうすれば序のカヲルの「また
3番目とはね、変わらないな君も」の発言も合点がいきます。というよりも、
そうでないと辻褄が合わなくなります。(ループ否定派のため)
ただ、Qの中で「槍さえあればやり直せる」という発言から、もしかすると
インパクトを起こすことで、新劇場版内のなかでループを起こすことは
可能なのかもしれません。
完結編では、ゲンドウがレイとネブカドネザルの鍵を使って、
インパクトを起こそうとする
→それを阻止するためにシンジアスカマリが駆けつける
→そこでクローンカヲル登場
→奇しくも正式なインパクト発動条件そろう
→ファイナルインパクト発生
→カヲルとマリがシンジのために犠牲となりインパクト中止
→アスカシンジレイは生き残りハッピーエンド
という流れはいかがでしょうか。

こういうこと考えてると、なんだやっぱりヱヴァンゲリヲンが
好きなんじゃんって思いますが、さてどうなることか。
完結編楽しみになってきました。不安はありますが、、、。

※ない頭で考えているので否定や指摘は優しくお願いします
 こうなればいいなって願望なので、あしからず

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